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エストニアのスタートアップ

〜挑戦を支援する国 エストニア〜

皆さんはスタートアップという言葉をご存じですか。
スタートアップとは「短期間で、イノベーションや新たなビジネスモデルの構築、新たな市場の開拓を目指す動きや概念」を指す言葉で、一般的には「起業」や「新規事業の立ち上げ」と解釈されています。
スタートアップの多くは、「社会の課題を解決する」という社会貢献を最大の目的に掲げている特徴があります。
エストニアにはそのようなスタートアップへの挑戦を支援する仕組みが整備されています。

エストニアのスタートアップ

エストニアは人口が約130万人という小さな国でありながら、約550のスタートアップ企業が集積しています。
代表例としては日本でも広く知られているSkypeです。
Skypeはデンマーク人とスウェーデン人が創業し、首都タリンを拠点として成長した企業です。
その他にもBolt(配車サービスを提供)、Playtech(カジノゲームを制作)、TrasferWise(国際送金サービスを提供)など、エストニアには4つのユニコーン企業(評価額が10億ドル以上の非上場ベンチャー企業)があります。
これらのスタートアップ企業はなぜエストニアを拠点としたのでしょうか。

国外からスタートアップが集まる理由

IT大国として有名なエストニアでは、起業や税金関係など様々な手続きをオンライン上で簡単かつ迅速に行うことができます。
また、外国人材の登用を支援するプロジェクトが実施されており、近年優秀な外国人がエストニアを起業の拠点として選択肢に入れるケースが増えています。この選択肢に大きな影響を与えているのが「e-Residency」です。
この制度はエストニア人でなくてもエストニアの電子国民として登録することができるため、安価で法人を設立することができるうえ、口座の開設やエストニア政府が提供している電子署名を利用することが可能になります。
このような利便性の高さがスタートアップを目指す外国人起業家を惹きつける理由のひとつになっているのです。

スタートアップのための支援、教育

エストニアには国内でスタートアップを目指す若者が多く存在し、それをサポートするための教育や支援の仕組みが充実しています。
例えば、エストニア屈指のタリン工科大学に「スターター・タリン」というプログラムがあります。このプログラムにはタリン工科大学の学生だけでなく、他大学の学生や高校生も参加することができるため、多くの若者がこのプログラムを受けスタートアップに関する学びを深めています。
また、近年エストニアのスタートアップへの投資は充実しており、特に海外からの投資が増加しています。エストニア投資庁によると2006年から2018年までのベンチャー資金の92%が海外からの投資で、その大半が欧州域内からの投資であるというデータがあります。海外からエストニアへ多くの投資が集まるということは、それだけ魅力の高いスタートアップ市場が存在していると言えるでしょう。
このようにエストニアはスタートアップを始めるための多くの要素が揃い、若いうちからスタートアップに触れ合うチャンスが身近にあるため、10代で起業する若者が少なくありません。日本もスタートアップエコシステムを整えることで、新しいアイデアを持つ人が自然にスタートアップを始める環境につながるかもしれません。

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