Skip links

エストニアのクリスマス

今回は、エストニアの一大行事である「クリスマス」についてお伝えします。

エストニアにとってクリスマスとは何なのか?

どのような歴史をたどってきたのか?

クリスマス期間の街の様子は?

エストニアにおけるクリスマスとは

まずはエストニア語から、エストニアにおけるクリスマスの意味合いについてみてみましょう。

エストニア語でクリスマスとは”jõulud”。この言葉には2つの意味があります。1つはキリストの誕生、もう1つは真冬の休暇の全期間です。

ちなみにエストニア語の「  jõulud」  は古代スカンジナビア語の起源であり、「jul」という単語に由来し 、キリスト教とは実際には関係がありません。スカンジナビアはエストニアとともに、現在のヨーロッパで唯一、イエス・キリストの誕生日にキリスト教以前の言葉であるjul –jõuludが記されています。

クリスマスの歴史と変遷

クリスマスは伝統的な行事の一つですが、一時はその存在が脅かされたこともあります。

旧ソ連の占領下であった20世紀後半、エストニアではクリスマスは祝日として認められていませんでした。また伝統的なクリスマスの期間も年末(12月31日)と年始(1月1日)のみに制約されていました。

しかし、実際にはクリスマスイブに多くのエストニア人が教会を訪れており、非公式にクリスマスを祝っていました。そしてその後、クリスマスの慣習として親戚のお墓にロウソクを灯すようになりました

その後、旧ソ連からの独立を契機に、再びクリスマスが国公式の祝日となったのです。

近年ではエストニア伝統のクリスマス行事にフィンランドやスカンジナビアの影響が出るようになりました。その中で最も普及したのが、12月の第1週に”pre-Christmas”や”little Christmas”としてお祝いをするというものです

このように、エストニアのクリスマスは、国が昔から伝統的に続けてきた慣習に加え、キリスト教や近隣諸国の文化に影響を受けて時代とともに遷移してきました。

クリスマス期間の街の様子

クリスマス期間のメインは24日と25日ですが、12月の初めからアドベントという期間が始まります。

アドベントとは、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことであり、この時期からクリスマスマーケットが開かれ、街はクリスマスムード一色になります。

クリスマスマーケットには、ザワークラウトやソーセージ、グリューワインなどの伝統料理、装飾品、アドベントカレンダーなど、クリスマスに関連するすべてのものがそろっており、多くの地元の人々や旅行者でにぎわいます。

ちなみにエストニアの首都タリンのクリスマスマーケットは、Europe’s Best Destinationsが旅行者の投票に基づき発表している「ベストクリスマスマーケットランキング2019」で一位に輝きました。ヨーロッパの名だたる都市をしのいで圧倒的な人気を誇るタリンのクリスマスマーケットは、エストニア旅行の際にはぜひ体験していただきたい行事の一つです。

以上、エストニアのクリスマスについてお伝えしました。

 

Leave a comment

Send this to a friend